農業者に日ごろから事故防止の重要性を認識していただくため、トラクターに貼付できるステッカーを作成、農機メーカーなどと連携し広く配布する
乗用型トラクターはフレームの装着とシートベルトを着用することで、転倒したときのダメージがかなり軽減できる
農業機械による死亡事故件数は260件であり、乗用トラクターが半数を占める
農業者に日ごろから事故防止の重要性を認識していただくため、トラクターに貼付できるステッカーを作成、農機メーカーなどと連携し広く配布する
乗用型トラクターはフレームの装着とシートベルトを着用することで、転倒したときのダメージがかなり軽減できる
農業機械による死亡事故件数は260件であり、乗用トラクターが半数を占める
農作業事故は約8割が高齢者
我々は、家を移動している私たちの「食」を支える農業。
その農作業現場で毎年、約400人もの人が事故で命を落としているのをご存じでしょうか。これは業種別人口に対する死亡事故件数の割合としては、建築業を抜いて最も高くなっています。
また、農業就業人口に占める事故の割合は、増加傾向にあります。農作業の現場での事故には二つの大きな特徴が見られます。
ひとつ目は高齢者の死亡率がたいへん高いこと。平成20年度に起きた農作業死亡事故の発生状況を見ると、約8割を65歳以上の高齢な農業者が占めています。
二つ目は乗用型トラクターの死亡事故が多いこと。死亡事故の7割が農業機械によるもので、さらにその事故の半数近くを乗用型トラクターが占めています。
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こうした状況の中、農林水産省では農作業事故の防止を促すために、関係機関と協力し農業機械の安全性の向上や、農業者の意識、知識、技能の向上を図っています。
また昨年3月に策定された「食料・農業・農村基本計画」では、初めて農作業安全対策の推進が位置づけられ、「農作業安全確認運動」など新たな取り組みを始めています。
乗用トラクターの事故防止に重点を
2011年の「農作業安全確認運動」は、昨年と同様3月~5月の春の作業時期、9月~10月の秋の収穫時期に実施。今年の運動は、春・秋ともに、飛びぬけて多い乗用型トラクターの事故防止に重点を置いています。
自治体、農業機械販売店、生産者団体などと協力し、農業者への安全意識の啓発を行います。たとえば、作業中にも常に事故防止を意識できるよう、トラクターに貼るステッカーを作成、配布します。
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さらに農作業中に事故にあった人の対面調査による事故の詳細分析や、トラクター転倒時に携帯電話などで事故の発生を速やかに通報するシステムの実用化試験、トラクターの安全フレーム装着支援なども実施して行きます。また、補償が受けられる労災保険はいざというときの強い味方です。農業者の労災保険への加入も促進します。
一般の方にも、こうした運動と農作業事故防止の重要性を身近に理解してもらうために、ポスターなどのデザインコンテストを実施。最優秀作品はポスターデザインに採用され、運動の啓発に活用されます。
詳細は農林水産省のHPをご確認ください。
農作業安全対策ホームページ
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